デオグラシアス

ストーリーテラー。縄の人、元写字生。最初から最後までの、お付き合いとなる

メインクエストアイテム:棘を悔悟者に託し、これより長き旅が始まる

様々な場所にて出現し、悔悟者に言葉を遺してゆく。

それは悔悟者が、例え、灰になっても……

説明
デオグラシアスからの贈り物。

剣の鍔より下の、歪んだ者の彫像に打ち込まれている。

奇蹟によって生まれたこの棘は、罪業や罪悪感を食らい、

持ち主が背負う重荷と共に成長をしてゆく。
伝承
デオグラシアスの告別の言葉

大修道院長よ、私が小さな子どもの頃から、

この大修道院で写字生をしていたことを、あなたは知っているだろう。

教会、聖人、大いなる苦痛の奇蹟について、私は書き写してきた。

このまま写字生を続けたい気持ちはあるが、私はこの修道院から出て行くことにした。

壁に囲まれたここでは、奇蹟の御業をこの目で見ることができないからだ。

聖なる御業を、私は目の当たりにしたい。

雨であろうと晴れであろうと、私の足を焼き尽くす砂の上であろうと、

私は奇蹟の語り手となりたいのだ。

聖線にて
心は悲哀に溢れている 悔悟者よ
修道士長の苦悶は ここに終わりを迎えたのだ

私はデオグラシアス 災厄なりし奇蹟がもたらす御業の証人であり語り手
沈黙こそがそなたの贖罪であるように それこそが私の贖罪である

奇蹟たる苦痛の揺籃を探し 見つけ出すのだ

揺籃は万母の母の教会にあるだろう

その場所は 神聖にして禁じられた大きな扉によって
私たちのこの地から遠く分け隔たれている

あの高い壁の向こうに何が待ち受けているかは
私のような賢明なる罪人でも知らない

しかしこれだけは明らかだ 規則によれば 壁によって隔たれているかの地に
辿り着くには 三つの屈辱を果たす必要がある

屈辱の一つは 厚い雪と氷に一面に覆われた 高い山脈で果たす必要がある

もう一つは闇の奥深く 眠れる者が潜む埋葬された教会だ

そして最後は 鉄の螺旋より裂き出でた呻きによって刻まれた痕跡の最果て
地中に育ったホンドという鐘のはらわたの中で そなたを待ち受けている

この棘を受け取り 剣の柄に嵌め込みなさい

その時が来たなら そしてそなたが剣を強く握りしめるにつれ
棘がそなたを傷つけ 血を流させるだろう……

大きく育ち より多くの棘を生やし
取っ手に彫られた父なる神の彫像に巻き付いた その時……

それが天罰であれ免罪であれ
そなたが災厄なりし奇蹟の慈悲を得たことを証明するだろう

【クエストアイテム:棘を入手】
もう一度会話
あの高い壁の向こうに何が待ち受けているかは
わたしのような賢明なる罪人でも知らない

しかしこれだけは明らかだ 規則によれば 壁によって隔たれているかの地に
辿り着くには 三つの屈辱を果たす必要がある

心は悲嘆に溢れている 悔悟者よ


聖線にて【ヒブラエルの封印解放】
まさか 有り得ない……

何百年という忘却を湛えるものが 帰還した

戻ってきたというのか……
もう一度会話
〈上記を繰り返し〉


三試練の橋にて
この扉の青銅には 奇蹟によって選ばれた者たちの苦悶が刻まれ
未来永劫に渡って留められている

そのような姿を崇拝し賛美するために 扉の青銅には華麗な装飾が施された

その頂点からは彫刻された聖下が厳粛に 私たちを見ている
しかしこの装飾されたアーチをくぐるに
相応しい者を定めるのは 青銅に刻まれた彫刻だ

聖なる貌を見つけよ さすれば青銅は応えるだろう

これも 奇蹟の意志が気まぐれな故である
もう一度会話
〈上記を繰り返し〉


初回エリアボス撃破時
そなたは贖罪の屈辱の一つ目を果たした


2体目エリアボス撃破時
そなたは贖罪の屈辱の二つ目を果たした


冒涜の貯水路にて
そなたは悔恨の貌に会った


『焦貌の聖女』修道院にて
そなたは 自責の貌に会う許しを得た


怨嗟の縦穴にて
そなたは 改悛の貌に会う許しを得た


残り2つの聖傷未入手時
そなたはあと二つ 聖なる貌の前で跪く必要がある


残り1つの聖傷未入手時
そなたはあと一つ 聖なる貌の前で跪く必要がある


3つの聖傷が揃った場合
言葉紡がぬ悔悟者よ 守り手たる聖なる貌に跪いたそなたに
試練の橋の扉は開かれた

聖下の厳しい目が見守る中 その門をくぐるのだ

奇蹟たる苦難は重すぎる罪を背負う私たちに 二つ目の生を与えたもうた
しかし用心することだ 死は音を立てることもなく突然
私たちに襲い掛かるかもしれない
もう一度会話
心は悲嘆に溢れている 悔悟者よ


静寂の中庭にて
そなたが原罪より取り除いた者は 名をペルペチュアとエズドラスという
聖下の護衛となった 捨て子の兄妹だ

ペルペチュアはその死後も 兄に話しかけることができたという

これも 奇蹟の道が歪んでいる故に成せる御業である
もう一度会話
心は悲嘆に溢れている 悔悟者よ


三語の結び目にて
三語の結び目 第一の奇蹟はこの地でなされた
自責の念に苦しむ敬虔な一人の若者が 天の意志に罰を求めたのだ

彼は足元に置いた丸太に座ると 祈りを捧げ始めた
その声が天に届くようにと強く祈った

魂を鋭く貫くその罪が軽くなるようにと 彼は痛みを求め祈った
そして奇蹟は形となって彼のもとを訪れた

奇蹟の御業によって根が彼の腕と足に巻き付き 伸び続けたのだ
しかし彼の口から 悲鳴や不満の声はあがらなかった

この地に住む民はその光景を目の当たりにした
人々は皆 その若者が授かった永遠の歓喜の前で祈りを捧げた

彼の死から何年もの月日が経って芽吹いた この三位一体の木は
その捻じれ歪んだ三つの幹 そしてかの若者が死に際に放った三語
「我が」「大いなる」「罪よ」から 三語の結び目と名付けられた

毎年 木の芯からは黄金色に燃える液体が流れ出る 彼の存在を後世に残し
第一の奇蹟が私たちを見捨てることはないと 私たちに伝えるためだろう

これも奇蹟の道が過去 現在 そして未来永劫
歪んでいる故に成せる御業である
もう一度会話
〈上記を繰り返し〉


聖禁の壁にて
そなたが原罰から呼び寄せた者は保護されし者の一人 名をキルセという

彼は異端の疑いをかけられ 不当にも火刑に処された 宗教裁判官が見守り
祈りと嘆きの恐ろしい声が響き渡る中 彼の体は炎に飲み込まれていった

しかし 炎が彼を焼き尽くした後 慈悲深き奇蹟が彼を再び呼び寄せた
彼の体であったもの 灰と燃えさしの中から キルセの体が蘇ったのだ

これも 奇蹟の道が燃え盛る故に成せる御業である
もう一度会話
心は悲嘆に溢れている 悔悟者よ


エスクリバー撃破後
そなたは聖下を苛む苦しみから解き放った
そして聖下は今 夢の向こう岸へと渡り 原初の行進と共に歩んでいる

祝福に包まれ歪みながら 静かに嘆き悲しむ父なる神の額からは 災厄なりし
奇蹟の揺籃が生まれ出でた それこそが血と黄金の聖杯 最後の聖遺物だ

聖下が奇蹟の痛みによる口付けを受けた場所 反転の玉座の隣には
灰の山がある 第一の聖遺物はそこ 灰の山の頂上にある

そして今 奇蹟との最後の交わりがそなたを待っている

奇蹟がそなたの罪深き心臓にどれだけ染み込んだかは
そなたのみが知ることだ
もう一度会話
第一の奇蹟との交わりがそなたを待っている


エンディングB
罪業も罪人も 等しく飲み込んでいく灰の山は
そなたに対しても情け容赦はなかった

奇蹟の慈悲のなすがままであったそなたは
奇蹟の慈悲のなすがままであり続ける

そなたはもはや 声も意志も持たない
数多に存在する 無名の貌の一人となり果てた

そなたの贖罪は終わった


エンディングA
こうして彼は 罪より生まれしその剣との 最後の交わりの時を迎えた
贖罪に終わりを告げるため 災厄なりし奇蹟が持つ
邪悪なる意志との縁を切るために必要な 最後の犠牲であった

しかし奇蹟の意志は気まぐれだ
贖罪に終わりはなく 思うがままに姿を変え 傷付け 叫弾するのみ

夢の向こう側に悔悟者の居場所はない
彼の居場所はここ 私たちの中にしかない

彼こそが新たな父なる神であり 奇蹟の末子なのだ

私たちは彼に祈りを捧げ続ける

未来永劫に渡って



Copyright.the game kitchen/Team17 since2021~(C)GenMugen