三語の樹木根元の黄金の貌

三語の樹木の真下に根ざす黄金の貌

両目が揃うその時を、ただひたすらに待っている

両目が揃う時、【心臓:懺悔の剣の誠なる心臓】を託される

三語の樹木根元の黄金の貌 三語の結び目 以下関係するボス
裏切者の壊れし左目 哀悼と破滅【右側】 シエルペス
裏切者の切断されし右目 アルベロ納骨堂奥の間 死者の歌声 イシドラ

三語の結び目にて

裏切者の壊れし左目

説明
深海に潜んでいた怪物の眼窩から奪い去られた、黄金で出来た眼球。

こちらの世界へと追放された裏切者は、

彼が見てしまった真実を記憶し続けるという罰を科された。

彼の眼球の片方は海へと運ばれ、そのまま消え去ったはずだった。

しかし眼球が捨て去られた海域は、そこを通ろうとするあらゆる船を飲み込む、

海における墓地と化したのであった。
伝承
「汝に呪いを。

奇妙なシンボルを形取りなが身悶える、黒き水の中にある汝の影に呪いを。

我らが月の青白き光を反射する、汝の白き鱗に呪いを。

形無き汝の首を飾り立てる宝石に呪いを。

そして汝の眼球に――汝の目の前で死ぬよう、

人の子も嵐も等しく手招き寄せるその黄金の眼球に呪いを」

哀悼と破滅〈右側〉
【シエルペス撃破後】

裏切者の切断されし右目

説明
死者の歌声イシドラの大鎌を装飾していた黄金の眼球。

深き根本の暗闇の中に永遠に閉じ込められることになった黄金が溶けし貌は、

あまりにも多くのものを見過ぎたとして、その両目も奪われることとなった。

彼を監視するよう命を受けた納骨堂の淑女、

その彼女と共に旋律を歌い上げていた遺骨は、

真の闇の中に新たな墓場を見つけたのであった。
伝承
家々から飛び出してきた子どもたちは、彼女の元に駆け寄りながら声を張り上げた。

「ねえイシドラ!歌って歌って、イシドラ!」

しかしその夜、舞台の衣装であるきらびやかな服をまとったままのイシドラが、

子どもたちのためにその歌声を披露することはなかった。

その代わりに共同墓地へと向かった彼女は、アルベロの古い教会、

その地下深くにある納骨堂へとつながる入り口で歩みを止めた。

興味を持った子どもたちは鉄の門扉の目の前で足を止め、

静かに黙ったまま彼女の様子を見守った。

彼女が口を開き、歌い始めたのはその時であった。

今までに誰も聞いたことのない詩を歌い上げるイシドラ。

彼女が歌い始めてからしばらくすると、

どこからともなく別の声が聞こえてくるではないか。

地中深くから響いてくるその悲しげな旋律は彼女の歌声とひとつに重なり、

美しくも哀悼に溢れるデュエットを奏でた。

するとイシドラは石のアーチをくぐって奥へ奥へと進んで行き、背後の扉を閉めた。

彼女の歌声が遠ざかっていくにつれて、

新しい歌声がひとつまたひとつとその合唱に加わり、彼女と共に旋律を奏で始めた。

まるで、階段の奥底で何十人もの聖歌隊が彼女を待っていたかのように。

やがて歌も終わりを迎え、地下深くから響いてくる最後の旋律を聞き届けた子供たちは、

それぞれの目元に涙を浮かべながら墓地から歩き去っていった。

こうして墓地には再びの静寂が訪れた。

その後、旋律を奏でる淑女の姿を見た者はいなかった。

そうして彼女はこの夜以降、納骨堂の淑女イシドラ、

死者の歌声イシドラとして人々に語られることになったのであった。

アルベロ納骨堂奥の間
【死者の歌声イシドラ撃破後】


初登場時
足音持たぬ悔悟者よ

眼球無き 空虚なる眼窩を持つ
この青ざめた黄金の貌の近くへと来るのです

あなたの目の前にあるのは 三語の結び目である樹の根
私を捕らえ逃さない檻を形作る樹の根です

私の言葉は嘘偽りを語るものであり
この貌は惑わし欺くものであると 彼らは訴えました……

そうして私は三人の兄妹である 聖なる守護者たる貌から追放され
捕らわれの身となってしまったのです

彼らは私を裏切り 私を罰し 私の眼を引き抜きました
これ以上私が 真実の証人にならぬようにと

今や私の視界は 果てしなき闇によって覆われているのみ

あなたの慈悲を以って
どうか奪われた私の黄金の眼を探してくれませんか

眼のひとつは 遺骨や遺灰 歌声が潜む地にあるでしょう

もう片方の眼は 干上がった海
恐ろしい雷が降り注ぐ船の墓場にあるはずです

私の両眼を見つけるのです 悔悟者よ
眼が戻れば 私が持つ秘密をあなたに授けることができます
もう一度会話
あなたの慈悲を以って
どうか奪われた私の黄金の眼を探してくれませんか

眼が戻れば 私が持つ秘密をあなたに授けることができます


どちらかの眼を渡す
ああ……このような場所でも 地上から遠く離れた地中でも
私の目はくらんでしまうのですね

しかし目もくらむような強い輝きを持つ光に祝福を
その背後には常に 美徳の種があるのですから

もう片方の眼も探してくれませんか
おお 慈悲深き悔悟者よ
もう一度会話
 悔悟者よ もう片方の眼も見つけるのです

眼が戻れば 私が持つ秘密をあなたに授けることができます


両眼が揃う
両眼を見つけてくださったのですね……

私が長いこと閉じ込められてきた
このおぞましき牢獄がいかなる場所なのか これで見ることができる……

悔悟者よ よく聞くのです

最も熱烈な魂にこそ 最も敬虔なる心臓にこそ
自我を弱め 意志を支配する種は宿ります

その種こそが 神聖にして禁断なる遥かな地からの
不可視の鎖を繋ぎとめている結び目なのです

そしてその地こそ 天の意志が座す場所

夢から追放されたあの時から
私が守り続けてきたものをあなたに授けましょう

さあ受け取りなさい これこそが罪を抱えし
あなたの剣の本来の心臓です

心臓:懺悔の剣の誠なる心臓を入手

この心臓があれば 剣の真の罪過を呼び覚まし
奇蹟のベールに覆われた心臓を貫くことができるでしょう

さあ 最も高潔で揺るぎない信仰心を兜に刻み込んだ
彼女の魂を 鎖から解き放ちなさい

拘束の苦悶 クリサンタの魂を

そうすることで 彼女に 彼女の魂に
大いなる傷を負わせることができるでしょう

ありとあらゆる傷の中でも……最も大いなる傷を……
 もう一度会話
 この心臓があれば 剣の真の罪過を呼び覚まし
奇蹟のベールに覆われた心臓を貫くことができるでしょう

さあ 最も高潔で揺るぎない信仰心を兜に刻み込んだ
彼女の魂を 鎖から解き放ちなさい

拘束の苦悶 クリサンタの魂を

そうすることで 彼女に 彼女の魂に
大いなる傷を負わせることができるでしょう

ありとあらゆる傷の中でも……最も大いなる傷を……



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